地図に残る仕事がしたい、大きな建物を自分で創ってみたい!とゼネコン就職を決めたあなたに実際に3年間ゼネコンに勤務した私が、、、
「ゼネコンの裏」
をお教えします!
世間では高給取りと言われているゼネコンの現場監督。
しかし、その裏は寝る間を惜しんで激務をこなしています。
今回、かつての私もそんな憧れを胸ひめてゼネコンに就職し、
「3年間マンション建設工事に携わった経験」から理想と現実とのギャップに「後悔したこと」を暴露します!
ゼネコン勤務はやめとけ!と思った瞬間20選

- 激務の割に給料が安い
- 自分に時間がなかなか使えない
- 家族との時間が取れない
- 朝は早く夜は遅い、睡眠時間を削る
- 現場の全ての責任を負う、責任が重い
- 上司と職人、お客さんとの板挟みになる
- 近隣への配慮、常に頭を下げ続ける
- 一発で大事故になりかねない作業の管理が毎日続く
- 少しのミスで数百万単位の損失が出るプレッシャー
- 電話が鳴り止まない、電話しまくらないといけない、電話恐怖症になるレベル
- 休日返上は当たり前、休みでも連絡があれば即出勤
- 日付跨ぐのは良くあること
- 現場事務所に泊まり込みで仕事
- どれだけ仕事をやっても終わりがない
- 職人が定時に帰ってから事務所で事務作業
- 図面、お金、現場、品質、安全面の全てを確認するため時間がいくらあっても足りない、仕事量が多い
- 何か間違いやミスがあると監督の責任
- 職人間のトラブルに巻き込まれる
- 職人からの罵声
- 指示を出すどころか逆に雑用させられる
と、あげたらキリがないくらい出てきます。
ゼネコン全てがこのようなわけではありませんが、こういう会社も実在します。
今回は、この20のうち、「給料が安いこと」と「自分の時間がないこと」と「仕事量が多すぎること」の3つについてエピソードを交えてご紹介します!
私がゼネコンへの就職を後悔した理由

先程、たくさんのゼネコン勤務はやめとけ!って思う瞬間をあげました。
しかし、私がゼネコンへの就職を後悔した理由は大きく三つあります。
- 自分の時間がない
- 仕事量が多すぎる
- 激務の割に給料が安い
これについて説明していきます。
自分の時間がない
ゼネコンの監督というのはとにかく時間がありません。
いつも仕事に追われているのが現状です。
膨大な仕事量をこなすため、自分の時間を捨てて仕事します。
また、建設業は月〜土曜日まで仕事で日曜日のみ休みというところが多いです。
その為、監督も日曜日のみ休みが多いです。
しかし、その休みの日でも、色々なところから電話があったりします。
現場で何か問題が発生していればすぐに駆けつけなければいけないし、近隣からのクレーム対応のため出勤したり・・・となかなか仕事のことを忘れてぱあーっと!みたいにはできません。
あと、ゼネコンの仕事はマンションや公共施設など規模の大きな工事に携わることが多いです。
そうすると、工事にかかる日数がかかる為マンション建設なら最低2〜3年はかかります。
この工事の担当になるとこれまた大変で、出張などで家族と離れるとなかなか家族と過ごすことができなくなります。
何日間の遠方ではなく、年単位でその場所で仕事をするようになるので、帰ることがあまりできなく子供が居ればその成長を見られずに終わってしまいます。
仕事量が多すぎる
現場監督というのは、そこの工事現場の「管理人」のようなもので、そこの現場に関することは全て監督が管理、確認します。
ここで、実際に監督はどんなことをするのかを1日の流れを例に上げて見ていきます。
- 工事開始(ここから実際に施工された部分の確認作業が続きます)
- 工程表や図面作成、図面チェック
(工事の流れを周知する為の工程表、実際に職人さんに渡して作業してもらう為の細かい寸法や収まりを書いた図面)の作成と確認 - 現場巡回(1日に何回かは状況把握する為に巡回する、基本は事務所で資料作成や次の工事の段取りなどを行う)
段取りとは、工事に必要な人の手配や使用する材料の手配など協力業者さんに連絡します。 - お昼の打ち合わせ(午後からの作業状況や各業者間の連絡事項、明日以降の予定の確認など)
- 1日の現場作業終了後、確認して施錠。
- 事務所に戻って明日以降の予定確認、資料作成など
このほかにも工事が始まる前には、更地の状態の時に(地盤や隣地境界線、材料の搬入経路、交通量など)その場所に関わるあらゆることを調査します。
工事が始まると規模が大きいため、良くも悪くも周りに影響を与えてしまうので入念な現地調査が必要です。
市役所や警察署に届け出る書類も多くあり、忘れてしまうと工事ストップに関わる重大な書類作成も仕事の一つですので、確認に確認を重ねることが大切です!
と、文面だけ見れば感じにくいですが、
これだけ膨大な仕事量をこなすのは時間がどれだけあっても足りません。
もちろん、このほかにも細かな部分で仕事がありますし、トラブルもつきものです。
例えば、気候によるトラブルが結構多くあり緊急を要することも多々ありました。
特に気にしなければいけないのが「風」です。
風による資材などの飛散は近隣に大きな迷惑をかけてしまいます。
ある程度予測して、飛散防止措置をとりますが、やはり予測不能な気候というのはあります。
一度だけ冷や汗をかくくらい焦りを感じたトラブルがあって、、、
工事に欠かせない「タワークレーン」が風で折れていると近隣から通報がありました。

その日は休日だったのですが、緊急の連絡が入り現場に直行しました。
すると斜めに伸びている部分が途中で折れて宙ぶらりんになっていました。
すぐに関係業者に連絡し、ことなきを得ましたが近隣住民の方に不安と迷惑をかけたので、会社が一軒一軒に謝罪とお金を支払いました。
イレギュラーなことですが忘れられないトラブルでした。
なので、ゼネコン勤務の監督というのは休日返上で作業したり、思いも寄らないイレギュラーなトラブル対応に追われています。
自分の体と時間を犠牲にして毎日、神経をすり減らしながら仕事をするということです。
激務の割に給料が安い
先程、全ての責任を負うと説明しましたが毎日早朝の5時頃出勤から夜22時、23時、日付超えまで仕事してその上責任を負うと考えると全く割に合っていません。
全ての事項を確認し、滞りなく現場を進めるというのがどれだけ大変か。。。
職人さんがミスしたことも回り回って監督のミス。何かあるたびに監督の責任になる。
毎日残業は当たり前。休日出勤当たり前。
そんなイレギュラーのことの繰り返しで、ようやくお給料を手にすることができます。
それでも「20万程のお給料」でしたが。。。
ゼネコン勤務の後悔から切り替えるためにしたこと

私は様々な後悔をゼネコン勤務で体験しました。
新卒でゼネコンに入り、右も左もわからない状態の私。
職人さんから罵声を浴びせられ、こき使われながらマンションを完成させました。
しかし、最初はダメダメで監督として何も指示できずに逆に使われていた私が工事の中盤から後半にかけて現場を自分で動かすようになっていました。
それは、「職人さんが認めてくれたこと」が大きかったです。
そんな経験を経て、得られたことをお伝えします。
実際に私が経験し、どんなことを感じ、その時どんなことを得られたのか。
後悔を少なくし、切り替えるためにしたことなど。
仕事よりコミュニケーションが大事
私は大学卒業後にゼネコンに就職しました。
そして、これから社会人として地図に残る立派な仕事をするんだ!って意気込んでいました。
「使われるより、使う側になれ」
就職活動中によく聞いた言葉です。
私自身も「その時」はそう思っていました。
その時はモチベーションも高く、建築系の最高の資格である「一級建築士」の資格取得も目指していました。
しかし現実はとてつもなく厳しく、冒頭に上げたような激務、後悔の連続で資格取得は諦めました。
会社に入ったばかりは知識がないので職人さんに指示したって、ほとんど聞いてくれません。
まずは仕事云々より、「コミュニケーション」です。
休憩時は一緒に会話に混じるとか一緒にコーヒーを飲むとか。
(割と奢ってくれたりします笑)
仕事でミスしても仲良ければ、許される時だってありますし改善案を職人さんの方から提案してくれます。
仲良くなれば職人さんだってちゃんと指示したことをやってくれるのです。
最初は職人さんに助けてもらうばかりですが。
「監督」として立場が上だろうと偉そうにしているのではダメです。
実際に働いてみて、「人に指示すること、動いてもらうことの難しさ」これを痛感させられました。
機械を相手にするのではなく感情のある人間を相手にするので当然ですが。
過去の私のように、指示をすれば動いてもらえるといった甘い考えをしていると危険です。
「人に指示するほうが何倍も大変だ」 ということをゼネコンで働いて私は学びました。
監督業務を効率よくこなす為の工夫
3年間のゼネコン勤務を経て、私は「メモの重要性」を再認識しました。
「メモを取ること」を意識して行いました。
冒頭でもお伝えしましたが、ゼネコンの監督は膨大な仕事量があります。
それを一つづつこなしていく為には「メモ」は絶対するべきです。
「記憶より記録」
これを意識するだけで、作業効率は大きく変わります。
実際に書き出してみることで頭の中の整理もできますし、優先順位も決めることができます。
仕事を始めた頃は、何を先にこなすのか分からなくなりテンパってしまいごちゃごちゃになってしまうので
メモは必ず取りましょう。
まとめ
今回、ゼネコンでの後悔とそれを切り替えて乗り越えていくポイントをお伝えしました。
周りと適切にコミュニケーションを取ることで信頼関係も築けますし、人柄が分かれば許されたりする状況もあります。
物事が順調に進める為には周りとの協力が必要不可欠なので、しっかりコミュニケーションを取るように心がけましょう!
また、メモを取ることで優先順位を決めて一つづつ確実に仕事を完了していけます。
忘れを防止する事もできます。
ミスがなくなるということは、順調に仕事が進み損失も無くなります。
問題なく工事が進めば、自分に時間ができますしプライベートも確保できます。
常に携帯しておき、こまめにメモを取るようにしましょう。
小さなことですが、意識すれば大きく状況は変わります。
確かにゼネコンで働くことは想像以上に大変で、後悔したことも何度もあります。
ただその分、「大きな地図に残る建物を建てたぞ!」といった達成感は今までのどんな経験よりも大きかったです。
そして、お施主さんから「綺麗に造ってくれてありがとう、楽しみです」と言われた時は、喜びもひとしおでしたし、それが何よりのやりがいでした。
後悔というのは考え方、工夫次第で、大きく減らせるしマイナスではありません。
今、ゼネコン勤務を考えている人はぜひ今回のご紹介したポイントを意識して、
後悔をやりがいに変えていっていただけたらと思います。