新築の工事中にトラブルは多い!?その事例と対処法を教えます!

・家を建てようと思っているけど、工事中ってトラブルあるの?
・どのようなトラブルがあるの?
・トラブルがなくスムーズに工事を進めてもらうにはどうしたら良いの?

そういった悩みがある人に向けて、「新築の工事を担当している現役大工の私」が工事中のトラブルについて解説していきます!

目次

工事中のトラブルはどこにでもあり得る!

工事中のトラブルは家づくりには付き物です。

特に「新築注文住宅」の場合ははぼ何かしらのトラブルが起きることがあります。

もちろん大きなトラブルから小さなトラブルまで様々ですが。

なぜ新築の注文住宅がトラブルが多いかというと・・・
全ての項目を決める」からです。

これがどういうことかというと、注文住宅というのは「オーダーメイド」なので、自分の好きなように決めることが出来ます。間取りはもちろん、業界の人間しか知らないであろう細かな部分の決め事、色、種類、寸法などなど。

私が施工している家は「フルオーダーメイド」なので全てお施主さんが決めて仕様が決定しています。

それが注文住宅の魅力ですが、それ故にトラブルに発展してしまうことはよくあるのです。

工務店やハウスメーカーによっては、ある程度その会社の仕様が決められている場合もあります。
色々悩みすぎて決められないという人は、こういう会社を選択肢のひとつにしてもいいかも知れませんね。

トラブルが発生する原因

まず契約が決まってからの流れを説明すると・・・

STEP
住宅の営業担当がお客さんと話をして内容を大まかに決めていく

契約が決まると建てる家をどのようにするか内容を決めていきます。
色や形、材料などなど

STEP
間取りは営業と一緒にアイデアが豊富な設計士と一緒に話していく

知識豊富な設計士とアイデアを出し合いながら、建物強度も考慮しつつお客さんの要望に沿った形を設計していきます。

STEP
お客さん✖︎営業✖︎設計の打ち合わせで実際に建てる家を決定していく

この段階でほぼほぼ建てる家の内容が決まるので、しっかり打ち合わせを行うことが重要です!

STEP
図面が完成すると、現場を取り締まる「現場監督」と「大工」にバトンパス!

この時にトラブルが起きやすい原因があります。それが「伝達」です。

営業や設計士と会社で打ち合わせしたことを、実際に施工する人間にきちんと伝えていないのです。

これがトラブルを招く大きな原因です。

「報連相」という言葉がありますが、各担当が協力して情報を共有できていないとトラブルに発展します。

STEP
実際に図面を確認しながら打ち合わせされた内容を形にしていく

打ち合わせで決まったことを大工さんは監督と確認しながら作り進めていきます。
もちろん後からの変更などもあるのでその都度「入念な打ち合わせ」を行います。

工務店の伝達ミスを無くすために出来ること

トラブルが起きる要因の多くが伝達ミスによるものだと分かりましたが、それは施主側では対処出来ないのかというとそうでもありません。

施主側でも対策できることがあるのでそれを解説します。

  • 打ち合わせしたことはメモする(日にちや時間が書いてあるとより具体的になるのでお勧めします)
  • 工務店担当者に念を押しておく(伝達ミスが無いようしっかり伝えておくとプレッシャーを与えることになるので意識されます)その際は圧をかけるような言い方はせずあくまでお願いとして伝えるといいでしょう!
  • 現場にて職人さんに直接伝える(現場外で打ち合わせしたことは実際に現場に出向いてお客さん自身が職人さんと情報共有しましょう)そうすることでミスが大きく減ると思います。

【種類別】トラブルの種類と対策

新築を建てる時にトラブルが多いということは分かってもらえたかと思いますが、では具体的にどのようなトラブルがあるのか、またその時の対処法をお教えします!

まずどのようなトラブルが多いかというと

  • 床やカウンター、照明、外壁など仕上げ材(完成時に見える部分)の色が違う
  • イメージしていた形と違う
  • 指定した種類が違う
  • 高さや幅の寸法が違う
  • コンセントなどの数が違う(複数あるような器具)
  • 見積もりからの金額が違う

このように事例を挙げましたが、様々なところでトラブルがあります。
見てもらうと分かるように、トラブルに発展するところには共通する部分があります。それが(色、形、種類、寸法、数、金額)です。

多くがこのどれかに当てはまります。

トラブルが起こった際の対処法

基本的には「やり直してもらえます」が中には誤魔化して進めていく会社もあるのも事実です。もちろん会社側のミスであるので直すのが当然なのですが、やり変えるのも費用がかかってくるので会社としてはそれを嫌がります。

なので、自分が決めたようになっていないと感じたらすぐに工務店やハウスメーカー担当者に連絡するようにしましょう!!

お施主さん第一なので遠慮せずに言って大丈夫です!

ご近所トラブル

マイホームということは、ずっとそこの土地で住むということなのでご近所付き合いも関係してきます。
家を建てる前からご近所から目をつけられるのは嫌ですよね。

そこで、ご近所トラブルの事例と対処法をお伝えします!

ご近所トラブルで特に多いのが「騒音」です。

こればかりは、工事をするのでゼロには出来ませんが対処は出来ます。
もちろん工事中は施工業者もよく分かっているので祝日など世間がお休みの日などは遠慮して、あまり音のでない作業をしたりします。

ですが稀に、バンバン音を出して周りお構いなしで作業する業者もいます。

そういったところからトラブルにすぐ発展するので、お施主さんから一言「近隣の方がいるときは作業は中止で」というようなことをハウスメーカーや工務店、担当営業などに伝えておくと作業をその日は止めてくれるので未然にトラブルを防ぐことが出来ます。

結構、現場の作業状況は任せっきりの会社も多いので事前にこちらから指摘しておきましょう!

近隣トラブルは大体は寛容な方が多いですが、たまに厳しい意見をぶつけてくる人もいるので、その土地情報をしっかり確認して営業担当などに話を聞いてみましょう!

トラブルのないスムーズな家づくりにする為に大切なこと

新築のトラブルとはオーダーメイドである分、それだけさまざまなパターンの問題が起こります。

なかなか最初から最後まで何事もなく完了する物件はありません。

ですが、未然に数は少なくすることが出来ます。

ハウスメーカーや工務店の話を鵜呑みにせず、自分自身で確認するといったことが大事ですね!

また、打ち合わせをするときも「営業さん」とだけではなく「大工さん」「現場監督さん」「設計士さん」を含んだ人数で打ち合わせをする事をお勧めします!

実際に施工するのは大工さんなので、大工さんを含めることはとても重要です!!

まとめ

今回、新築工事に関するトラブルについて話をしてきました。

リフォームや建売住宅では無い為、自分達で決められることが多い分トラブルもつきものです。

しかし、今回の内容で話してきた通り、多くの人数でしっかり打ち合わせをする事でトラブルの元になる伝達ミスを減らせますし、スムーズな家づくりに繋がります!

せっかくの理想のマイホームなので、しっかり準備して入念な打ち合わせをしていきましょう!

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